【リカレント】春のバスフィッシング その4

座学

「リカレント(recurrent)」とは、「繰り返す」「循環する」という意味で、リカレント教育とは、学校教育からいったん離れて社会に出た後も、それぞれの人の必要なタイミングで再び教育を受け、仕事と教育を繰り返すことです。

政府広報オンライン URL:https://www.gov-online.go.jp/useful/article/202108/1.html

少しずつバスが釣れるようになってきたから、もっと知識を付けてステップアップしたい!

トーナメントでいまいち成績が伸びていかないから、基礎を再確認しよう!

そんな思いを持つバサーに向け(主に著者)バス釣りを”再度”学びなおすために
基本的な事項をツラツラと書き記していきたいと思います。

前回まで産卵前”プリプリスポーニング” ”プリスポーニング”は終わりました

今回は産卵真っ最中ミッドスポーンについて深堀していきます。

要約

この記事をまとめると下記2点となります。

  • 水温によりふ化までの期間が違う
  • でかいバスのスポーニングは早い

産卵自体はほぼ1晩で終了するので
特に釣り方などはないと思ってます。

補足事項(再掲)

前回説明した5分類で目安時期を示しています

図2-1 プリプリスポーン

これはあくまで、フィールド全体でこのStepの魚が多くなる時期の目安になり
魚ごとに各Stepの状態である期間とは、大きく乖離があります。

その為、ここで一度各Stepの日数を参考に記しておきます。

図2-2 各Step状態の目安日数 

少し分かりにくいですが、産卵日を起点として

  • 産卵日前、約1週間がプリスポーン
  • プリスポーン前、約2週間がプリプリスポーン
  • 産卵日後1週間がポストスポーン
  • ポスト後がアフタースポーン

上記のような移り変わりを行います。 

産卵日に関しては、日照時間や水温など様々なファクターが重なって決まるため毎年変わってきますが、この場では事前にある程度見込めるファクターである月齢を基準として示させていただきました。

ミッドスポーン

水温によりふ化までの期間が違う

  • 水温18℃ 未満 ふ化するのに約10日
  • 水温18℃~27℃ ふ化するのに約4日

水中ではどうしても水温に色々なものが影響します。卵のふ化に対しても、同じで水温によりふ化までの時間にかなりばらつきがあります。これは次のSTEPであるポストスポーンの時期に大きく影響を与えます。

でかいバスのスポーニングは早い

バスは重さ1ポンドに対し約4000個の卵を産むといわれ、例えば2㎏のバスは4.44ポンドの為、約17000個の卵を内包していることになります。そして1回の産卵で約5000~8000個の卵を産み落とす為2㎏のバスだと1シーズン3~4回の産卵を行うことになります。

1回1回のスポーニングの間隔はプリ~ポストを繰り返す事を考えても3週間ほどは空いてしまうことになります。

また、卵はタンパク質の塊なのでふ化するにも水温の限界があります。
多くの魚類は27~28℃が水温の条件となってくるため
7月末には産卵を終えている必要があるわけです。

その為、2㎏のバスであればすべての産卵を終えるのに約3か月かかるため遅くとも2月には産卵準備を始める必要があり、2㎏以上のサイズとなるとさらに早い時期から産卵準備を始めることになります。

次回

次回はポストスポーンについてです。

よろしくお願いいたします。

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